トルコ自転車旅行①

トルコ自転車旅行①

部屋の整理をしていたら、5年ほど前にトルコで自転車旅行をした時の記録が出てきた。思ったより何も書いてないのだが、懐かしく、ちょっと思い出して記してみようと思う。
概要
・期間:3週間
・季節:3月
・男2人(僕は初心者、友人は猛者)
・自転車を飛行機で持って行って走る
・観光もするし、バス移動もする
・走ったのは計800kmくらいだったような
・イズミール→エフェス→パムッカレ→ブルドゥル→エイルディル→アンタルヤ→サフランボル→ブルサ→イズニック→イスタンブール

・出発〜2日目 イズミール

フライト日の午前中、大学4回生の卒業論文を担当教官に提出し、その日の夜便でトルコへ。担当教官は昔トルコに滞在したことがあるようで、トルコ人の運転は荒すぎるから十分注意するようにとのありがたい言葉をいただいた。自転車を飛行機で運ぶ時は、100ユーロかかった。どうやら空港によって値段が違うと言う噂で関空は100ユーロとのことだった。空気が抜けているか確認され、無事預け、出発。
関西国際空港から約10時間でイスタンブールに到着し、乗り継いでイズミールへ移動。空港からイズミール市内へは電車で移動したが、時刻表などなく、30分ほど待っただろうか。やはり時間通りに電車が来る日本が特殊なのだろうと実感した。しかし、トルコ人青年がおばあちゃんに席を譲っているのを見てほっこりした気分になった。さらに、私たちが乗り換えでどこに行こうか迷っていると、別の青年が声をかけてきてくれて案内してくれた。最初は何か騙されるのではないかと疑ったがそんなこと全くなく、ホームまで案内されて、しれっと彼は去って行った。ありがとう、でも疑ってごめんと言いたかった。トルコ人はやさしいと早くも思った。
イズミールの駅に到着。
自転車を組み立てていると多くの人が声をかけてきた。もちろんトルコ語なので、何言ってるかわからないが、興味津々である。その中にガンガン来る二人の青年がいた。どこからきた、何をするのか、これはなんだ、バイシクルかなどなど聞き、自分が組み立てたいと申し出る。我々は再度怪しいと思い邪険に扱っていたが、一通り、組み立て終わると、手持ちのおしぼり?のようなものをくれて手をふけと言ってくれた。彼の手も真っ黒だったが、俺は大丈夫だと言わんばかりの身振り手振りで去っていった。トルコすごいと自転車に乗る前から思った。ただし、自転車は飛行機での取り扱いによってサイクルメーター(時速や走行距離がわかるようなやつ)がいかれてしまった。ショックである。
3週間の滞在を通して思ったのだが、トルコの人たちは皆「私は〜人だ」と言う時に、「私はトルコ人だ」もしくは「クルド人」だなどと言う(他の民族ももちろんたくさんいるがそれは割愛)。日本は単一民族なので「日本人だ」と言うが、トルコは多民族国家なので同じ国でもトルコ人と言ったりクルド人と言ったりするのが新鮮だった。また、この滞在を通してたくさんのクルド人の人々と出会った。テレビなどではクルド人=やばい人達みたいな印象を持たされてしまうが、決してそんなことはなく、むしろいい奴らばかりだった。メディアによる印象操作は怖いと実感した。
トルコの民族問題については、事前に本を読んでおいた。
イズミールの道路はボコボコなところや謎の穴なども多く、走るには怖かった。側溝の網目がやたら太く自転車のタイヤがはまってしまう時もあり、その時は泣きそうになる。気をつけないといけない。
イズミールではトルコ全域の道路地図を購入し、いくらか観光もした。
近くの遺跡まで走ってみたりもしたが、遺跡には相合傘の落書きなどあり、どこも変わらないなぁと思った。でもすぐに遺跡があるのはさすがトルコか。
食べ物は小麦食であるがゆえ、いろいろなパンがあった。路上で謎のパンがたくさん売られており、買ってみたが正直微妙であった。日本のパン屋はすごい。
  
モスクの中

・3日目〜4日目 エフェス

イズミールからエフェスまで70kmほど走り、世界遺産にもなっている遺跡を見て回った。70kmであれば幸せサイクリングのはずなのだが、まだ体がトルコに慣れず、ボコボコの道路を走るのもストレスが多く、とても疲労した。また道中何回か野犬に追い回された。大都市郊外には飢えた野犬がたくさんうろうろしている。私たちは行動食のパンを大量に荷台に乗せて走っているし、格好の餌食なのだろう。日本で狂犬病の予防接種も受けたかったのだが、なぜかワクチンがもうないとのことで受けられずに来てしまったし、またも走りながら泣きそうだった。準備は大切である。
エフェスは世界遺産なだけあって迫力のある遺跡であった。闘技場から石版、謎の建物などたくさんあり、広大な広さがあった。闘技場では古代ローマの戦士たちを想った。

・5日目〜6日目 パムッカレ

エフェスからまた世界遺産のパムッカレに向かう。パムッカレは石灰岩質の棚田のような地形に水が湧き出している人気のスポットである。エフェスからは距離があり時間的に難しいのでバスでいく。トルコのバス交通網はとても発達していて、トルコ中どこへ行くにもバスは便利。バス会社によるけれども、長距離移動バスはトイレはもちろん完備しているし、飲み物やお菓子、ひざ掛けなども出してくれるのでとてもよい。路線によってはメルセデスのバスにも乗ることができ、なんかとてもブルジョワジーになったような気分になれる。
パムッカレはとても広く一日中入れる。石灰岩質の湧き水だけでなく、その裏には多くの遺跡があり、また湧き水もある。プールのように泳ぐこともでき、一日中楽しむことができる。
 
余談だけど、トルコのお菓子は安いし案外美味しい。
日本円40円くらいで結構美味しいスポンジケーキみたいなのが帰る。
確かEtiというメーカーとかだった気がする。
日本にないのが寂しいくらい。その辺で売ってるのでぜひ食べて欲しい。

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